労災保険

労災の後遺障害認定をスムーズに申請するための手引書

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労災保険の後遺障害認定を申請する予定の方は、誰が、何を、どこに、いつ提出すれば良いのか、手間が掛かりそうだし面倒かも、とお悩みのことと思います。また、後遺障害は等級によって労災保険から給付される金額も変わるので、自分の怪我・病気は何級の障害になるのか、が気がかりではないでしょうか?

この記事では後遺障害認定を申請するために、必要な書類や申請をする時期、認定を受けるための重要なポイントをお伝えしていきます。
また、あなたが後遺障害認定を受けられる可能性があるかどうかも、簡単にご紹介します。
申請方法がイマイチわからずに足踏みをしている方や、これから申請するかもしれない方はぜひ、この記事をお読みください。

1.まずは申請に必要な書類を揃えよう
  〜今すぐ申請したいあなたに向けて〜

必要な書類は請求書と診断書

後遺障害認定の申請をするためには、

1.労災保険所定の請求書
 →仕事中の怪我など:障害補償給付支給請求書(様式第10号)
 →通勤中の怪我など:障害給付支給請求書(様式第16号の7)
2.医師が作成する診断書(労災保険所定の書式)

 この2種類の書類が必須です。

しかし症状によっては、体の状態をより詳しく証明するためにレントゲン写真などの資料を提出する必要があるので注意が必要です。

また、診断書料を請求する時は下記の書類もあわせて準備をしてください。
 →仕事中の怪我など:療養補償給付たる療養の費用請求書(様式第7号)
 →通勤中の怪我など:療養給付たる療養の費用請求書(様式第16号の5)

上記の請求書は労基署で入手、もしくは厚労省のHPから入手することができます。
インターネットを利用できる環境がある方は、労基署に行く手間が省けるので、後者の方法で入手すると良いでしょう。

2.申請から認定までの流れ 
 〜キーポイントは医師の判断〜

必要書類が揃ったら申請に進みましょう。
後遺障害認定の申請はあなた個人・家族でも可能ですし、会社に手続きを代行してもらっている時は、労災の担当者に相談をしましょう。

申請は治癒をした翌日から可能

後遺障害認定の申請は、医師が治癒(症状固定)と判断した翌日から行うことができます。

労災保険では医師の判断により、治療を続けても改善の見込みがないときも『治った』とされます。このことを治癒(症状固定 )と言います。

例:骨折をした箇所の骨はくっついた→『寒い日に痛む』などの症状が残っているが、治療を続けても改善される可能性は低いため、治癒とされた。

 認定は医師と労基署の判断で決定する

後遺障害認定は、医師の診断書(判断)をもとに労基署が審査し決定します。
つまり医師が「後遺障害は残らない」と判断をした場合は、残念ながら認定を受けることができません。
そのため、主治医が判断した内容に納得ができないときは、セカンドオピニオンとして他の病院に相談するのもひとつの手段として考えられます。
しかしながら、相談費用は全額自己負担で病院ごとに料金が異なるため、利用の前に料金をチェックするなど十分注意が必要です。

また、主治医と治療の方針などが合わない、専門医がいる病院に通いたい、というときは、病院(主治医)を変えることもできます。
その際は労災保険所定の書類に会社の押印が必要ですので、病院を変える際は手続きの方法を事前に確認しておくと良いでしょう。
※書類は労基署及び、厚労省のHPよりダウンロードができます。

申請から認定までの具体的な流れ

請求をしてから認定までの期間はおおむね3ヶ月ですが、症状の具合などによっては3ヶ月以上かかることもあります。
また、労基署に書類を提出した後に、必要に応じて労基署が手配する専門医による症状の聞き取り調査などが行われる場合があります。

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認定内容に不服があるときは審査を請求できる

労基署が決定した認定内容に不服があるときは、2回まで再度審査をするように請求ができます。
また、2回目の審査請求をしてから3ヶ月以内に結果が出ない時は訴えを起こすことができます。
しかしながら一度決定した認定の内容が変わることは非常に少なく、審査請求をするためには、時間と手間が掛かります。
そのため、最初に後遺障害認定を申請するときの内容が非常に重要ですので、請求は慎重に行いましょう。

申請の時効は5年

後遺障害認定の申請は、怪我や病気の種類に関わらず、治癒をした翌日から5年を経過すると申請ができなくなります。
そのため、あなたが治癒後も障害が残るのでは?思った時は、速やかに申請を進めましょう。

3.後遺障害の種類
 〜将来申請するかもしれないあなたに向けて〜

ここまでは、今すぐにでも申請をしたい方に向けて説明をしてきました。
この章では「もしかしたら障害が残るかも…」とお悩みの方が、後遺障害認定を受けられるか可能性があるのかどうか、ご紹介していきます。

労災保険の障害等級表

労災保険では第1級から第14級までの障害等級が定められています。
障害等級の第1級が1番重い状態で、第14級が1番軽い状態です。
あなたが治癒した後、どの等級にあてはまる可能性があるのか、または全く当てはまりそうにないのか、今後の治療を計画的に進めるために、ぜひ参考にしてください。

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まとめ

後遺障害認定は労災で怪我や病気をした人にとって、今後の人生に影響を与えるポイントの1つだと考えられます。
この記事をご参考のうえ申請を進め、あなたが納得して後遺障害認定を受けることができれば幸いです。

また、これから申請する可能性があるかも、とお考えの方もこの手引書を保存頂き、申請をする時のマニュアルとしてご活用ください。

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