コラム

あなたも既に加害者に?職場を取り巻くハラスメント10選とその対策

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あなたは職場でのハラスメントにより、とても悩んでいるのではないでしょうか?

また、もしかしたら自分の言動はパワハラやセクハラになり、後々訴えられたりしないか…など
不安に感じていることと思います。

被害者はもちろんのこと、自分では気が付かない内にハラスメントの加害者になってしまった方も同じように、頭を悩まされているでしょう。
このような職場で起こる問題を放っておくと、事が大きくなってしまうのは想像しやすいことです。

パワハラ、セクハラ、モラハラ、アルハラ、マタハラなど様々なハラスメントがニュースや新聞で取り沙汰される今日、会社としても、働く一個人としても、その内容を把握し、被害者、加害者にならないように意識を持つことが求められます。

この記事では、職場を取り巻く様々なハラスメントの概要や、当事者になってしまったときにどうすれば良いのか、解説していきます。

1.何気ないひと言がハラスメントになる

ハラスメントは、職場のふとした会話のなかに潜んでいます。

ここでひとつ例を挙げてみます。

『よし!今月も一ヶ月がんばったから、みんなでパーっと飲みに行くぞ!え!?A君また来ないの?なんだよ、チームの輪を乱すなよ!もういいよ、お前チームから外しておくから!』

こんなことを同僚の前で上司に言われた矢先、Aさんのもとに部署異動の通達が届きました。

『まさかあの時、飲み会を断ったからか…これってパワハラだし不当な人事異動じゃないか!?』

しかし、この異動は飲み会への不参加がきっかけではなく、会社が前々から予定をしていたものでした。
上司は冗談半分で言ったつもりの何気ないひと言と、その後にたまたま異動の通達が来たため、Aさんは
会社に強い不信感を抱き、訴えを起こすことを決意した。

そのことを知った上司はそんなつもりじゃなかった…こんなことでパワハラになるのか!?と加害者になってしまったことに衝撃を受けたのでした。

このように、自分が意識をしていなくても、受け取る側の感情によってハラスメントになり、気づかない内に加害者になっているかもしれないのです。
部下との信頼関係ができている、と思っているあなたが突然「パワハラ上司」などのレッテルを貼られてしまった、なんてこともあり得ます。

そして、世の中には『こんなこともハラスメントになっちゃうの!?』ということが日々増えています。次の章では、実際にどのようなハラスメントがあるのか、いくつか紹介していきます。

2.職場を取り巻く様々なハラスメント

2-1.パワー・ハラスメント〜職場の定番〜

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職場での地位や権力を利用し、仕事の範囲を超えて行われるいじめ・嫌がらせのことです。
一般的には「パワハラ」と言われ、ここ数年ニュースなどで日常的に取り上げられているものです。

例えば、

・ 職権や地位を利用して、部下にわざと低い評価をつける
・ 「お前は会社に必要ない」など、継続的に暴力的な言葉をぶつける
・ 容姿や生い立ちなど、どうにもならない点を非難する
・ 明らかに達成することが不可能な仕事を押し付ける
・ わざと仕事を与えない・明らかに程度の低い仕事を命じる

平成24年度に厚生労働省が4,580社の企業を対象に行った調査では、45.2%の企業がパワハラに関する相談を受けた、と回答をしています。

また、その相談のうち実際にパワハラに該当した件数は70.8%でした。

職場のパワハラは一部の企業だけの問題ではなく、どの企業でも関係する可能性があり、あなたが最も当事者になりやすいハラスメントです。

2-2.セクシャル・ハラスメント〜対象は女性だけではない〜

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セクシャル・ハラスメントという言葉が日本で使われ始めたのは1980年代の半ば以降で、日本で初めて問題が提起されたハラスメントで、「セクハラ」と言われています。性的嫌がらせや、性的な脅かしのことを言い、場所や時を問わず、性的な言動で相手に不利益を与えることを指します。

例えば、職場で男性が直接女性の身体をさわったり、卑猥な言葉を浴びせたりすることです。
セクハラの被害者の多くは女性、というイメージがありますが、意外なことに男性もセクハラ被害者になり得るのです。

例えば、

・ 彼女がいないこと・未婚であることなどをいじったり、からかったりする
・ 女性から身体の一部にさわらせる
・ 目のやり場に困るような服を着る

などが挙げられます。

さらに、必ず異性間で起こる問題ではなく、同性間でも発生する可能性はあるので、『男性から女性に向けたもの』という先入観が思いもよらないセクハラの種になるかもしれません。

2-3.モラル・ハラスメント〜精神的に追い詰められるもの〜

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「言葉や態度で相手に精神的な暴力を与える」ことを言い、モラハラと呼ばれています。
パワハラと似通っている部分もありますが、大きな違いは職権や地位の利用があるかどうかです。

そのため、上司が部下からモラハラを受けることもあり得ます。
また、大勢の前で叱責する、などのパワハラに反し、陰湿に行われる行為です。

例えば、

・ 同僚の前では普通に会話をするのに、2人きりになると、話しかけられても無視をする
・ 会話中に呆れたようなため息をつく
・ 陰口を言う

などが挙げられます。

パワハラと違い目につきにくい所で起きるハラスメントであるため、周りの人が気づかないままに、被害を受け続けてしまうのです。
そして、じわりじわりと攻撃をされ、被害者の精神的なダメージはとても大きくなってしまいます。
早期発見、早期治療をすることが求められるハラスメントです。

2-4.アルコール・ハラスメント〜飲み会で要注意〜

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新年会や忘年会などの、飲み会の場で行われるハラスメントで、「アルハラ」と言われています。

アルコール薬物問題全国市民協会による定義は

1. 飲酒の強要
2. イッキ飲ませ
3. 意図的な酔い潰し
4. 飲めない人への配慮を欠くこと
5. 酔ったうえでの迷惑行為

とされています。

例えば、新入社員の歓迎会で、
『今日はお前の歓迎会だから、景気づけにイッキだ!飲め!』なんていうことはアルハラになります。

また、アルハラを行ってしまい、急性アルコール中毒で死に至る、という最悪の結果も考えられます。
このような場合、アルハラを行った個人のみならず、会社が責任を問われることもあるでしょう。

飲み会の主催者、参加者が責任をもって未然に防ぐことが非常に大切です。

2-5.マタニティ・ハラスメント〜妊娠・出産の敵〜

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妊娠や出産に対して行われる精神的、身体的ないやがらせ・イジメを言い、「マタハラ」と呼ばれています。

例えば、

・ 妊娠や出産を理由として、自主退職を促す、解雇をする、部署異動を行う
・ 産休明けに慣らし期間などを設けず、激務を命じる
・ 妊娠・出産につき、心無い言葉をぶつける
・ 自分が優先して産休を取りたいがために、同僚に妊娠をしているかどうか確認をする

などが挙げられます。

また、セクハラと同様に必ずしも男性が女性に、という訳ではありません。

実際に、マタハラの被害者団体が行った調査によると、加害者の40%が女性という結果が出ています。
そして、妊娠という極めてデリケートな時期にストレスを抱えることで、流産に繋がるリスクもあり、新しい命の芽をつぶしてしまうかもしれません。

2-6.エアー・ハラスメント〜いわゆるKY〜

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社内の真剣な雰囲気や、和やかな雰囲気を壊すような発言や、態度を取ることで「エアハラ」と呼ばれています。
馴染みのある言葉だと「KY:空気読めない」に当たることです。

例えば、

・ 他人の話の腰を折る
・ 突然関係のない話をしてしまう

などが挙げられます。

エアハラは、ハラスメントの中でも無意識に行われている場合が特に多いとされ、大人の発達障害が原因の可能性もあります。

そのため、一概に「ハラスメント」として責められるものではなく、周りの人の理解と配慮が必要なケースもあります。

 2-7.エイジ・ハラスメント〜世代間の意識差〜

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年齢(age:エイジ)を理由にしたハラスメントのことで「エイハラ」と呼ばれています。
もともとは職場内の中高年層に対するいやがらせやイジメが起源ですが、最近は年齢を問わず問題になっています。

例えば、

・ 若い女性の方が仕事や接待が上手くいく、という理由で仕事を命じる
・ 「ゆとり世代だから」という理由で批判をされる
・ 年下から、40歳過ぎてこんなことも出来ないのですか?と言われる

2015年にはエイジハラスメント(主演:武井咲)という題で連続ドラマが放送されるなど、注目が集まりました。
エイハラが起こる原因としては、世代間の認識の違いやコミュニケーション不足があるとされています。

また、職場内で『ジェネレーション・ギャップ』を感じているあなたは、当事者になってしまうかもしれません。
上の世代・下の世代ともに、お互いを尊重しあえる職場を作り、エイハラ発生を防ぎましょう。

2-8.カラオケ・ハラスメント〜カラオケ=楽しい!ではない〜

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カラオケという場で、地位や職権を利用し、歌うことを強要する、断れない状況を作り出すことで、「カラハラ」と呼ばれています。

例えば、

・ 取引先との接待などの場で、歌うことを強要する
・ 歌うことを断ったために取引が中止になり、叱責された
・ 持ち歌を作っておけ!と強要された

などが挙げられます。

接待や、飲み会の場では「仕事」として捉えることもできますが、娯楽の要素も強いため、線引きが難しい点もあります。
しかしながら、嫌がっている人に無理やり何かをさせることはハラスメントになってしまうため、十分注意が必要です。
カラハラ被害にあうかも…と悩んでいるあなたは、事前に苦手であることをしっかり伝えるなど、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。

2-9.スメル・ハラスメント〜良い匂いだと思っても要注意〜

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臭いを原因として、周りを不快にさせる行為のことを言い、「スメハラ」と呼ばれています。

もともとは男性に向けて、口臭や体臭への注意を促す目的で誕生した言葉ですが、最近では男女関係なく、柔軟剤や香水、化粧品などの香りもスメハラとして捉えるようになりました。

例えば、

・ 何日間も風呂に入らず、ひどい体臭がする
・ 香水の付け過ぎが不快に感じる
・ タバコの臭い

などが挙げられます。

エアハラと同様に、本人の意図しないところで行われることが多くあります。
しかしながら、スメハラが原因で職場の環境が悪くなってしまうのであれば、周りの人が指摘をしてあげましょう。

また、臭いの原因が病気である、実は本人も気にしている、などのケースも考えられます。
そのため、当事者が傷付かないように、上手に伝えてあげることが大切です。

2-10.ブラッドタイプ・ハラスメント〜ふとした会話のなかで起こるかも〜

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血液型による偏見をもとに、いやがらせ、イジメを行い、不快にさせることで、「ブラハラ」と呼ばれています。

例えば

・ A型は几帳面だ
・ B型だから気分屋だ
・ O型は大雑把だ
・ AB型は変わっている

など、日常会話レベルでは冗談のように聞こえることでも、職場においてはハラスメントになり得ます。

<その他のハラスメント>

ここまで、職場を取り巻く10種類のハラスメントを紹介してきましたが、現在ハラスメントは全部で33種類ある、と言われています。

ここで挙げたハラスメントの他に、「こんなことまでハラスメントなのか?」と思うものがあります。

興味のある方は今後の対策のためにも、ぜひ調べてみてください。

3.ハラスメント問題は職場の環境が引き起こすものである

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職場でのハラスメント問題が発生する原因は、【被害者・加害者である一個人の性格】だと片付けられがちですが、実際にはそうではありません。

厚生労働省が行った調査によると、パワハラに関する相談がある職場に共通する特徴で、1番多い回答が【上司と部下のコミュニケーションが少ない職場】で51.1%と半数以上を占めていることがわかります。

つまり、人と人との繋がりがしっかりと作れていない職場でパワハラが発生しているのです。

また、パワハラに限らず、職場でハラスメントが起きる原因は、『個人の意識差』や、『他人との距離感』など職場内でのコミュニケーションに問題があるからだと考えられます。

例えば、

上司は部下との信頼関係ができていると考え、強い言葉で指導をしたところ、パワハラで訴えられた

など、思いがけず加害者・被害者になってしまうのは、人との距離感を誤って認識していることが原因です。

つまり、「あいつとオレの関係であれば大丈夫」という勝手な思い込みにより、ハラスメント問題が起きてしまうことがあるのです。

このように、突然ハラスメントの当事者になってしまったとき、どうすれば良いのか?と考えると、すぐに答えを出すことはとても難しいですよね。

次の章では、万が一あなたが当事者になってしまったときに、何をするべきか解説をしていきます。

4.当事者になってしまったときにやるべきこと

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4-1.被害者になってしまった場合

①どんなことを言われたのか、何をされたのか記録をしておく

ハラスメントの被害にあったときは、

いつ、どこで、誰から、何を、なぜ、どのようにされた、

のか、記録しておきましょう。事実関係を正確に確認するためにも、メモ書き・日記・録音など、必ず形に残るようにすることが大切です。

②周りの人に相談する

ハラスメントはじっと我慢していてもなくならず、逆にエスカレートすることもあります。

被害を受けたときはひとりで抱え込まず、勇気をもって親しい同僚や上司に相談をしましょう。

周りの人に職場内のハラスメントを明らかにすることで、加害者が自分の言動に気づき、被害がなくなるかもしれません。

③社内の相談窓口を利用する

被害の内容によっては親しい人にも相談しにくいこともあるかと思います。

そのようなとき、社内に人事や労務の相談窓口があれば、それを有効利用しましょう。

④外部機関に相談をする

社内で相談に取り合ってもらえない、社内に相談窓口がないとき、会社に相談すると自分の立場が悪くなる、というときは外部機関に相談をしましょう。

様々なハラスメントが世で騒がれている今日、相談ができる機関はたくさんあります。

事態が深刻化する前に、そしてあなたが納得・安心して解決の糸口を見つけるために、外部の相談機関があることを知っておきましょう。

4-2.加害者になってしまった場合

①すぐに上司・会社内の窓口・外部機関に相談をする

あなたがハラスメントの加害者になってしまったときは、すぐに上司や会社内の窓口に相談をしましょう。
会社に相談をすることが難しい場合は、外部機関を利用しましょう。

あなたが『そんなつもりじゃなかった』『相手が誤解しているのでは』と主張したところで、起きてしまったことは仕方がありません。

場合によっては被害者の言いがかりであることも考えられますが、疑いが掛かってしまっている以上、自力での解決は難しいでしょうから、すぐに相談をしましょう。

※外部機関については前項をご参照ください。

②自分の言動を振り返る

加害者になってしまった人の多くは『自分はやっていない』と考えるのではないでしょうか?
あなたにとっては些細なことでも、その言動が被害者にとっては深刻であるがために、被害を訴えてくるのです。

弁明の機会が与えられたときに、気付かなかった・覚えていない・自分は悪くない、ということでは、間違いなく事態が悪化するでしょう。
謝罪の機会が設けられるのではあれば、しっかりと謝罪をすることが大切です。

そして以後、同じようなことを繰り返さないためにも、あなたの言動の何が引き金になってしまったのか、思い返しましょう。また、勇気をもって職場内の人に聞いてみるのものひとつの手段です。

その他、セルフチェックを行うなど、言動の改善を図ることも大切です。

  • セクハラ110番:セルフチェック

セクハラ加害者
パワハラ加害者

5.ハラスメントの無い職場を作るための5つのステップ

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ハラスメント問題は一度火がついてしまうと、事態を解決するために多くの時間と両力を必要とします。

ここまで解説をしてきたような問題が起こらないために、会社が予防策を講じることは必須だと言えます。

また、会社によってハラスメントの実態は様々あるでしょうから、対策に正解があるわけではなく、自社にあった予防策を考える必要があります。

ここではハラスメントの無い職場を作るための基本的なステップを解説していきます。

ぜひこのステップを参考に、あなたの会社にあった予防策を考えてみてください。

ステップ1.会社のトップ・代表のメッセージを明確にする

最初に、会社として『職場のハラスメントは無くす!』というメッセージを打ち出します。

社内にこうしたメッセージを送ることで、被害者や周りの人も問題を明るみに出すことや、解決に向けての発言がしやすくなるでしょう。

『会社をあげてハラスメントと戦う』という強いメッセージが対策の第一歩です。

ステップ2.社内のルール、規則を改める

就業規則や社内規定など、会社の決め事のなかに、ハラスメント行為について厳重に処分することを盛り込む、ハラスメントに特化した規定を新しく作るなど、加害者になってときのリスクを明確にすることで、『会社の本気度』を表しましょう。

ステップ3.ハラスメントの実態を調査、把握する

職場内でどのようなハラスメントが起こり得るのか、また既に起こってしまってはいないか、アンケートなどを行い、実態の調査をしましょう。

アンケート調査は実態を把握するだけではなく、あえて職場内でハラスメントについての話題をつくる、といった働く人が職場の環境をしっかりと考える機会にもなります。

ステップ4.研修・教育を行う

予防策でもっとも効果に期待ができると考えられるのは社内での研修・教育です。

ステップ3で行った調査をもとに、管理職向けの研修や、従業員に向けたものなど、実態にあわせて実施をしましょう。この研修や教育は定期的に行うことで効果があると言われています。

社内で独自に研修を行うことが難しいときは、外部の機関に委託しても良いでしょう。

ハラスメント問題は日々新しいものが増えており、職場内での問題も様々出てくることでしょう。
そのため、研修の内容や教育のノウハウが掴めたタイミングで、自社風に工夫や改良してくことも大切です。

ステップ5.予防策を周知徹底し、会社に浸透させる

当然のことですが、予防策は『作ること』ではなく『行うこと』が目的です。
せっかく予防策を考えたものの、いまいち会社に浸透せず、なんなく研修もやらなくなってしまった、ということがありがちです。

職場で起こるハラスメント問題の数を限りなく0に近づけるためには、あらゆる方法で会社内に周知徹底をすることが必要不可欠です。

例えば、社内誌を使う、全員が目にする場所にポスターを貼る、ひとりひとりが持つ社員証に『ハラスメントは許さない』と文言を入れるなど、うるさすぎるぐらいに徹底をする必要があります。

宝の持ち腐れになってしまっては元も子もないので、予防策は絶やすことなく行いましょう。

まとめ

職場をとりまくハラスメントについて、解説をしてきました。
様々なハラスメント問題が取り上げられている現代、あなたが当事者になってしまう可能性は決して低くは無いでしょう。

加害者にも被害者にもならないために、自分がトラブルに巻き込まれないようにすることが大切です。

ぜひこの記事を参考に、ハラスメントの実態や問題を理解して、自分の身を守りましょう。

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